我が子が熱性痙攣を起こした!

子どもが1歳5ヶ月の頃、
発熱による痙攣を起こしました。

保育士の経験から、子どもの痙攣は見たことがあり
対応の仕方も知っていたので
お医者さんから褒めてもらえたくらい冷静に対応できました。

ただ、知っていても
我が子が豹変する様子にはかなり動揺…

知らなければ、
さらに恐怖が上乗せされたかもしれないと思います。

なので、自分の経験を知ってもらうことで
誰かのお役に立つのではと思い、今回記事を書く事にしました。
※医療従事者ではないので、専門的なことや診断については分からないのでご了承ください。

目次

痙攣が起こった日

その日、朝食を食べた後、
リビングのソファーでテレビを見ていた我が子。
午前中に出かける用事があったので、
子どもの様子を見ながら家事やお出かけの準備をしていました。


“テレビを集中してみているな”と思いながらも、
着替えをしようと体を触った瞬間「熱いっ!!!」
体温計で測ってみると、39.2℃ありました…

子どもの発熱はよくあることだと思うのですが、
この日は「何かが違う」と感じた私。
明らかに言葉数も少なく、
ぐで〜っともたれかかるような姿勢で、元気がない

ベットに移動し横にすると、
すぐに眠ってしまいました。

この時点で、
『熱性痙攣が起こるかもしれない』と予感したので
寝ている我が子の顔が見える位置に移動し
育児書やネットで熱性痙攣が起こった場合の対応を調べ
夫にも連絡を入れました。

予感的中で、
その2時間後に痙攣が起きました。

痙攣自体は5分以内に治まり、
その1回のみで体の状態も変わりなく見えましたが

我が子は初めての痙攣、
そして自分の判断に自信がなかったので
子ども医療救急ダイヤル#8000
今後の対応について相談しました。

聞き取り内容は、

発熱はいつから?何℃?
発熱以外の症状はあったか?
痙攣時間や痙攣の癖
年齢月齢、性別
持病や罹っている病気があるか
周りの感染者の有無

といった内容だったかと思います。
かなり動揺していたと思うので、
間違いがあったらすみません

電話対応していただいた看護師さんの見解としては、
初めての痙攣なので、
なるべく早く診てもらった方が良いとのことでした。

ちょうど午前の診療が
終わってしまった時間だったのですが、
自分の家から近くて診てもらえそうな病院を、
いくつかピックアップしてくださり
電話を切った後に病院に片っ端から電話をして、
受け入れてもらえるかの確認をとりました。

受け入れてくださった病院の医師からは
「突発性発疹による発熱からの痙攣ではないか」との診断でした。
喉の奥にポツッと突起物が見えるのが突発性発疹の兆候だそうです。

辛そうだったら解熱剤を飲ませて
安静にすることを勧められ
帰宅後解熱剤を飲ませて様子を見る事にしました。

受診後、再び痙攣を起こす

薬局で薬をもらったりで、
帰宅したのが14時ごろ。

もらった解熱剤を飲ませたのですが
その後も38〜39℃が続きました。
発熱してもいつも飛び回るくらい元気なのですが、
この日はほぼ寝ていたのでかなりしんどかったみたいです。

夜最後に熱を測ったのが深夜1時に40.6℃と高く、
2回目の痙攣や急な体調の変化が怖かったので
朝まで夫と交代で寝ている子どもを見ることにしました。

すると、朝方6時に2回目の痙攣が起きます!

この痙攣が5分以上と長く、
24時間以内に2回だったので救急車を呼びました。

救急車が到着する前に痙攣は治まり、
すぐに眠ってしまいました。
救急隊員の方からの質問に私が答えながら、
子を抱っこしながら救急車に乗り
夫には荷物の準備をしてもらい、
自家用車で救急車の後からついて来てもらいました。

病院に到着し、
小児科の先生にも一通りの様子をお伝えし、
その間、子どもは感染症や血液、
諸々の検査をしてもらいました。

検査した中での感染症は引っかからず、
突発性発疹の可能性が高いとの診断でした。

帰宅しても大丈夫とのことで、家に戻りました。
「また痙攣を起こしたり、
様子が変だったら救急車や受診してね」
と、先生からお話ありましたが
帰宅後は4日目にようやく解熱し、
背中に細かく赤い発疹が広がっていたので、
やはり突発性発疹が原因だったみたいです。

熱性痙攣もその後は起きずに過ごし、、と思っていたら
2ヶ月後に再び熱性痙攣を起こし
そして入院となってしまいました
入院の記録は、別の記事にまとめたいと思います。

熱性痙攣が起こった時の対応

目の前で子どもの痙攣が起こって、
冷静に対応できる親はどれだけいるでしょうか?

痙攣が起こってから調べるでは遅いので、
全部覚えるのは難しかったとしても、
一つでもやるべきことを知っているだけでも
目の前の我が子を助けることに繋がるかもしれません。

私的にはSTEP❸だけでも、
覚えていたら役に立つのではないかと思います!

STEP
時間を確認する

痙攣が始まった時間を確認します。

5分以上続いた場合は
救急車を呼んだほうがいいようなので、
痙攣が始まった時間を記録しておく必要があります。

後で気づきましたが、メモが手元にない場合は
スマホのホーム画面(時計)をスクショが簡単です

STEP
回復退位をとる

嘔吐して窒息する可能性もあるので、横向きにさせます。

  • 平なところに寝かせる
  • 横向きにさせる
  • 着衣を緩める

我が子は泡を吹いていたので、
横向きにさせないとむせたり
窒息の可能性があるなと感じました。

STEP
動画を撮る

痙攣の様子が分かるように、
全身が映るように撮影します。

動画を医師に見せた時にも“左右差があるか、
痙攣の強弱や変化、眼球の動き”などを見ていました。
これを医療従事者でないものが、
言葉だけで伝えるのは現実的ではありません。

動画がとても参考になったと医師からも言ってもらえたのと、
痙攣時間も同時に記録できるのでとてもおすすめです!

STEP
5分を超えたら「119」に電話

初めての痙攣、5分以上長く続く場合、
意識や呼吸がおかしい場合は
すぐに救急車を呼んだほうが良いです。

受診した小児科の先生には、
「素人にこの判断は難しいと思うから、
迷ったら救急や病院に相談してほしい」

と、言っていただきました。

熱性痙攣を頻繁に起こす子もいるようで、
親も慣れてくると子どもの様子で
救急車を呼んだほうが良いのか、
次の診療時間で大丈夫か

分かるようになってくるみたいです。

我が子も合計6回熱性痙攣を起こしていますが、
入院した時は明らかに意識の戻りが悪く、
呼吸も不規則で変だなと感じました。

参考にしたもの

熱性痙攣が起こるかもしれないと思い、
育児書やネットで情報を集めて確認したのですが
そちらのリンクも貼っておきますね。

お時間ある時にぜひ読んでみてください。
そして、痙攣起こした時にそばにいるのが自分だとは限りません。
パートナーや家族にも、ぜひ情報をシェアしてくださいね!

育児本

痙攣起きるかもと思って最初に調べたのは、こちらの育児書。
熱性痙攣ってどんなものだっけ?
受診する目安は?
などが簡単にまとめてあります。

熱性痙攣の情報は少なかったですが、
そもそも熱の原因は何か?と
どんな感染症や症状があるのかを確認しました。

仕事柄勉強も含めて育児書を何冊か読みましたが、
私的にはこちらが一番分かりやすかったです。

そしてミニなので通常盤よりも小さくて
持ち運びや収納するのにも便利な大きさでした。

佐久市医師会のリーフレット

熱性痙攣だけでなく、
子どもの病気や事故・怪我への対応、感染症の情報など
可愛いイラストと分かりやすい文章でまとめられています。

子育て力向上事業の一環で、
佐久市が医師会に委託した
「教えて!ドクター」というプロジェクトで
子どもの病気やホームケアがまとめてある
リーフレットやアプリもあるので
そちらもぜひダウンロードして、読んでみてくださいね。

ちなみに、勤めている保育園での
園内研修でも使わせてもらっています。
先生方にも分かりやすいと好評です

以上、熱性痙攣を始めて起こした日の様子と
痙攣を起こした時の対処法の紹介でした。

何度も言いますが、本当に怖かったです。
この後も我が子は熱性痙攣を7回繰り返しますが
何度見ても辛くてたまらない姿です。

入院、脳波とMRIの検査、ダイアップ処方と
今も熱性痙攣とお付き合いしているので
今後も進展や情報があったらブログに書いていきたいと思います。

皆さんの参考になったら嬉しいです。
では、また〜

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